開業の教え

  • 焼鳥屋開業近況

    ここ最近の焼鳥屋開業を少しずつ公開しています。焼鳥屋開業を目指す方のご参考になれば!

    大切なことは、「自分の身の丈にあった店」です。現在のコロナ危機において、飲食店の倒産、廃業がメディアで連日流れていますが、その中身はあまり詳しく知らされてません。

    ナゼ潰れたのか?

    家賃が払えなかったのか?

    人を雇い過ぎたのか?

    儲かってなかったのか?

    潰れるお店には必ず理由があります。

    私も居抜きの買取の選定に年何件と廃業直前のお店にお邪魔しています。「潰れるお店には必ず理由がある」その要因の一つはクレンリネスの大切さが感じられないことです。まず、これでお客様を迎えていたのかーと、、再起させる側からすれば正直やりやすいのですが…

    次に多いのが、開業の運営構造が全く考えれていないことです。客単価3000円程度で席数20席広さ14坪家賃25万、週休1日休み、社員あり、など上手くいく訳ありません。

    このお話は次回とし、直近のお店の様子です。

  • 飲食店に勤める者の未来は大きく二極化する

    コロナが、収まったとして世の中の流れが徐々に戻ったとしてもテレワークで売上が落ちなかった、一等地に本社置かずとも都心に近いサテライトオフィスで充分対応出来たという結果が出ている以上、もう元の朝の通勤満員電車でヘトヘトになりながら終電ギリギリまで呑むぞ~とかアフターファイブはホットペッパーで大手居酒屋予約して大人数でワイワイという形は少なくなると思います。

    それを見越してか大手居酒屋は今設備投資に舵を切っています。

    自動化、AI化、セルフ、外国人労働者の拡充と雇用の定義確立(低賃金で抑え込めるように)を急がれています。

    そこで働く従業員はコロナの前であっても薄利多売による重労働だったところにコロナがやってきて、これからの飲食店の市場は客数の杯が減り、ハコの大きな飲食店は家賃比率が上がる、広告の費用対効果も落ちる、そうなってくると全自動の機械と外国人動かして一人店長で売上の責任の重圧は増していくことが予想される。そこに給与の将来的ギフトの見込みは少ないと思います。

    前から見越している、そこに気づかれている方がここ最近本当に増えてきているように思います。

    他業種に転職?? 飲食畑で生きてきて他業種にパッといける人はどのぐらいいるでしょう。

    大抵の人が飲食会社から飲食他会社の鞍替え程度になってしまうのでは。

    飲食業界の全体の杯が減るなら周りと今まで分け合ってきた杯をできる限り自分に集めていかなければいけない。

    社員を何人も雇う必要のない個人飲食店、どんなに何があろうと無くならない学生というアルバイトの子達の採用の繰り返し、

    あとは一寸先は怖いが踏み出す勇気が必要ですが、、

    飲食店に勤めている方は努めていること自体が財産です。その財産を今お金に換えてお店を持つべきと思います。

    私たちがお手伝いさせて頂いているご加盟頂くオーナー様の皆が飲食店マンとしては皆熱意もあり行動力もある方々です。

    ただ、皆が口揃えて言うのが店の中身のことは分かっていても作り方、立ち上げ方、経営、雇用、税金などが分からないので踏み出せない。

    そこを私たちが後ろ盾させて頂くと、皆どんどん自立して店を形にしていきます。

    もっと早く独立しておけばよかった、年次の計画を作るのが楽しみになっている、やればやっただけ自分に跳ね返ってくるので毎日が楽しい。

    こういった声が沢山上がってきます。実際に。

    ここに書くのは広告の一環ではあるのですが、本気でそろそろ気づかないと、動かないと、まずいですよという忠告も含んでいます。

    ベンツの新車一台分でこれからの自分の人生を自分の伸びしろで大きく変えられるなら独立、開業はそんなにハードルは高くないと思います。





  • 閉店ラッシュが続く中、飲食未経験で店を出したイケメン店主「コロナになんか負けるか!」大吉について

    ガイアの夜明けを昨晩見ました。

    とても上手く番組としては作られていたと思うが…現実は・・・

    この番組を飲食店開業、焼き鳥屋独立の参考にしている方へ

    「限界売上」「限界利益」を考えること

    その上でご自身が立とうとしている店の利益が努力、努力、努力の上に利益が出る構造計算なのか??

    それとも案外普通にやっていて出る利益の構造になっているのか?

    ここをしっかり考えるべきです。

    店舗の坪数からみて入れられる席数は決まっています。

    ここを無理に押し込めば席数が増えるが客単価は落ちます。来店頂くお客様の間口も狭まります。

    要は席間60cmのところを50cmで座らされることに違和感感じるお客様は来店しません。

    昔は日本人も小さい人が多かったのである程度許されていましたが、現代は食べ物が違います。

    日本人の平均体格も大きくなっています。そのため旧式の内装を居抜き等で引き継ぐ際は席の間隔に注意。席の間隔は客単価も左右するため。

    ホテルのステーキ屋のカウンター席間隔は70cm以上あります。

    一般の飲食店で60cm、いきなりステーキ、大吉など50cm以内です。

    飲食店の開業、焼き鳥屋の開業を考えたとき、客単価幾らにしようかなぁと考えると思いますが、物件取得、その前の出店地域の選定の段階から開業の構造計算行い、席間をどのぐらいにするか?その先の先に客単価が決まります。

    利益の確保から逆算し構造を作っていくと、その出店自体が努力、努力その日の運任せの店になってしまうリスクを軽減出来ます。

    開業は「余力経営」が大切です。人を雇わない、坪数に余裕がない、原価に余裕がない、経費枠に余裕がない、これでは平時だろうがコロナ期だろうが持ちません。

    この文章の裏側にある真意たるもの考えてみてください。