私たち炭火串焼千串屋の日常風景

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焼き鳥屋といっても、冷凍の箱に入ってる焼き鳥にアジシオを缶にいれて振る焼き鳥屋もあれば、一本一本丁寧に仕込み手塩で塩を振る焼き鳥屋もあります。

一本30円で仕入れた串を100円で売る焼鳥屋もあれば一本60円で串を仕込んで350円で売る焼き鳥屋もあります。

どちらも焼鳥屋ですが、やっているビジネスの構造は全く違います。

30円で買った串打ちされた焼き鳥には手間代と梱包代が含まれています。本来の鶏肉代は10円程度です。それを100円で販売する焼き鳥屋は焼き鳥屋ではなくお酒を低単価の雰囲気で提供する居酒屋です。それに対し串打ちから自分で行い1本あたりの鶏肉原価に60円を掛けて自店で仕込みお客様に200円、300円といった価格で提供するのが本来の焼鳥屋です。串に刺さっている焼鳥を買って焼き鳥屋を始めようとお考えの方は居酒屋をやるという認識を持ち一品、サイドメニュー、価格など居酒屋としての目線で店作りをしていかなければ先に待っているのは苦労です。

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