あっという間に居抜き店舗物件。成功するか、撤退するかは紙一重?

「ただ酒が呑めれば良い町」
「美味いものが食べたい町」
「安ければ味は我慢できる町」
「ある程度の値段はするけど、空間が好みで美味い店が良いと思う人が多い町」

町によって、飲食店に求められる“ちょうど良い加減”は違う。
そしてこの加減を間違えると、気づけば**「あっという間に居抜き物件」** になってしまう。

成功するか、撤退するか──
この分かれ道は、実は最初の段階から決まっているのかもしれません。

「唐揚げブーム」の末路?急ぎすぎた出店の行く先

コロナ禍で急増した唐揚げ屋、テイクアウト専門業態。
「これはイケる!」と参入したはいいものの…
2024年、どれだけの唐揚げ屋が居抜き物件として市場に出回るのでしょうか?

街を歩けば、新しくオープンしたばかりの唐揚げ屋がすぐにシャッターを閉めているのをよく目にします。

設備投資にかなり力を入れている某有名ブランドでさえ、週に2回は居抜き物件として市場に出回っている…。

そう、本来設備投資はお店のバックボーンになるはずのものなのに、短命で終わる飲食店にとっては、単なる「負債」に変わってしまうのです。

居抜きが売れるのは「イートイン」、テイクアウト業態は撤退コストがかさむ

例えば駅前徒歩1分のイートイン業態であれば、500万円でも居抜きが売れる可能性はある。
「すぐに店を始めたい人」にとって、魅力的な選択肢になるから。

しかし、テイクアウト専門業態の場合は事情が違う。
売り手が見つからないことが多く、最終的に**「スケルトンに戻す費用まで自己負担」**というケースが多発。

「イートインなら500万でも売れるのに、テイクアウトならむしろスケルトンにしてくれと言われる」

つまり、撤退するときのダメージが圧倒的に違うわけです。

居抜き物件

「流行り」だけで出店するリスク

唐揚げ屋のように、短期間でブームになり、短期間で消える業態の怖さはココにあります。
・開業資金は抑えられる → 参入障壁が低い → 競争が激化
・差別化が難しい → 「味」だけで勝負すると、結局価格競争に陥る
・リピーターがつきづらい → 常連よりも「その時の流行り」で集客

ブームに乗っかって出店したものの、撤退するときのダメージまで考えずに動いてしまうと、最悪、負債を抱えたまま終わる可能性がある。


じゃあ、どうすれば成功できるのか?

長く続けられる業態を選ぶ
流行りに乗るだけでなく、「継続的な需要があるか」を見極める。
焼鳥屋のように、食文化として根付いている業態は安定しやすい。

出店場所を慎重に選ぶ
テイクアウト業態なら、人通りの多いエリアでないと勝負にならない。
イートインなら、家賃R値(売上比率)を考えて、適正な家賃の場所を選ぶ

設備投資は必要最低限に
撤退リスクを考え、スケルトン戻しのコストまで計算に入れて投資する
イートインなら居抜きでも売れるが、テイクアウトはそうはいかない。

まとめ:撤退まで考えて開業しよう

飲食店は出すより撤退の方が何倍も大変
「イートインなら居抜きが売れるが、テイクアウトはスケルトンに戻す必要がある」
この現実を知っているかどうかで、事業の未来が大きく変わる

流行に乗って勢いで開業するのではなく、
どんな業態なら長く続くのか?
撤退するときにどうなるのか?
自分にとって最適な出店スタイルは何か?

しっかり考えた上で、勝てる場所・勝てる業態を選ぶことが、成功の秘訣です。

「この町で成功するのはどんな店なのか?」
「居抜き物件にならずに、長く愛される店を作るには?」

この視点を持つことが、繁盛店と撤退店の分かれ道です🔥

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