開業の教え

  • コロナ化の飲食店の生き残り

    入ってくるものが少ない状況の中で当たり前に取り組まなければいけないのが出ていくものを減らすこと。

    飲食店は固定経費が家賃返済のみと考えると、あとは流動経費です。

    仕入れ、人件費、光熱費、販促費、ここを下げられる構造でお店を立ち上げているか?

    お店がカウンターがあることで一人三役を可能にする。店舗の形がより正方形であることでお客様を見渡せる、お客様の欲している目線がひろえる。作業導線が短く済むことで、ホールスタッフの行き来が減ることで人件費減につながる。LED電球で店を作っておくことで光熱費減に繋がり、炭火で焼く炭の燃焼を軽減する焼台の設計、仕入れ費用を抑えた商品構成

    足し算だけ想定した店はキツイ状況だと思います。引き算で想定し店を作る。結果売上が想定よりも入ってくれば大きく計上利益に繋がっていく。

    9割戻ってきた売上も再度振り出しに戻ることを見越して、ここからコロナ3波の荒波を乗り越える。この荒波を乗り越えた時、売上対比は前年を超えていくものと思います。

    お客様により納得して頂くために、人、モノ、技術などさらなる向上を日々意識し取り組んでいるため、実は今進化中です。

    このトンネルを抜けた時、見える視界はより広いとグループ全体で邁進していきたい。

  • アフターコロナ焼鳥屋開業

    アフターコロナをチャンスと見てサラリーマンから焼鳥屋開業へ、または飲食店勤めから自分の店を持つための飲食店独立を考えている方がここ最近多いと感じます。いつ動くか?コロナワクチンが出来てからが良いのか?オリンピックが開催が正式に決まってからが良いのか? 独立なり開業をお考えの方はチャンスを逃すまいと期を見ていると思います。

    私たち飲食店開業の専門の立場に立つ者として、伝えられることは…

    家賃補助が12月、1月に終わり、まず中央区、港区など地価の高いエリアの飲食店がどんどん撤退していきます。その中でも従業者がその地域外から出勤しているエリア(テレワークが多い)はかなり撤退が予想されます。

    これから物件を探していく方に指標として「ヒトサラ」という会社宴会専門のオンライン予約媒体があります。このサイトで掲載が多いエリア、特集が組まれているエリアは、これからのアフターコロナにおいてワクチンが出来たとしても、採算に乗りずらいエリアになるということになります。

    繁華街、ターミナルも用が無ければ行かないとすると…家賃と客入りが見合わないとなります。

    ターミナル、繁華街などの家賃は来年の地価価格変動で大きく下がらないとビルの家主は家賃を下げるなどもしないため候補地から外したほうが身のためとなります。

    テレワークを会社から命じられ、自宅でやっていたがはかどらない…ONとOFFが同じ空間がツライと他業種の仲間同士でマンションの一室を借り、まるで自分たちの会社を興したかのように仕事をしている方が増えていると聞きます。この先にあるものは??個々の得意分野を集めてみたら仕事が取れるのでは??ヨシ!会社を興そう、創業しよう、副業解禁の時代に拍車をかけていくことと思います。

    こういった仲間、会社同僚でのプチシェアオフィスを借りる拠点になっているのが東京の円の外側、郊外になっています。今後串カツ田中なども商圏展開を変えてくるでしょう。

    背景を見据えて、個人店、脱サラの開業は動いていくとすると…今ものすごい展開期であり低投資、新規客の流入など創るも維持させていくことも、やりやすい年になると思います。

    見定める戦略を間違えれば半年で廃業ですし、戦略が当たればサラリーマン時代では見れなかった世界が観れるようになるということですね!

    今年から来年に大きく人が欲するもの「自然」「素材」このキーワードを飲食店開業は取り入れて事業計画されるといいと思います。

  • 私たち炭火串焼千串屋の日常風景

    焼き鳥屋といっても、冷凍の箱に入ってる焼き鳥にアジシオを缶にいれて振る焼き鳥屋もあれば、一本一本丁寧に仕込み手塩で塩を振る焼き鳥屋もあります。

    一本30円で仕入れた串を100円で売る焼鳥屋もあれば一本60円で串を仕込んで350円で売る焼き鳥屋もあります。

    どちらも焼鳥屋ですが、やっているビジネスの構造は全く違います。

    30円で買った串打ちされた焼き鳥には手間代と梱包代が含まれています。本来の鶏肉代は10円程度です。それを100円で販売する焼き鳥屋は焼き鳥屋ではなくお酒を低単価の雰囲気で提供する居酒屋です。それに対し串打ちから自分で行い1本あたりの鶏肉原価に60円を掛けて自店で仕込みお客様に200円、300円といった価格で提供するのが本来の焼鳥屋です。串に刺さっている焼鳥を買って焼き鳥屋を始めようとお考えの方は居酒屋をやるという認識を持ち一品、サイドメニュー、価格など居酒屋としての目線で店作りをしていかなければ先に待っているのは苦労です。